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自律神経の働き 季節の変わり目は要注意 原因と対処法

 

 

北海道は4月になっても大雪が降ることがあります。

温かくなったり、寒くなったりと急激に変わる温度差が多い季節の変わり目は毎年大変です。

 

そんな季節の変わり目に多いのが自律神経の乱れによる不調です。

 

温度差が大きかったり、気圧の変化が大きいと自律神経が酷使され、働きが悪くなります。

 

普段から感じている不調がより一層強く出てくることもあるでしょう。

 

特に3月頃は、気温が安定しない日が続くので不調を感じる人が増える傾向にあります。

 

今日は自律神経の働きについて自分なりにしらべた結果や対策などを書いてみます。

 

 

自律神経の役割

 

自律神経は、心臓などの臓器や血管など、全身の器官の活動をコントロールしている神経で、緊張モードを司る交感神経と、リラックスモードを司る副交感神経に分けられます。

 

たとえば、交感神経が優位になると心拍数や血圧が上昇します。

 

反対に副交感神経が優位になった場合は、心拍数や血圧が下がります。

 

また、寒いときには、交感神経が優位に切り替わり、体を震わせて体温を上げようとします。

その他に末端の血管を収縮させて体の中心の熱を逃がさないように調整してくれます。

 

睡眠が必要になると、副交感神経が優位になって、眠気を起こします。

 

自律神経は、体をその場に適した状態にするために必要な調節を、わたし達の意思とは関係なく瞬時に行う働きがあります。

 

 

自律神経の乱れが起こりやすい人

 

年齢でいうと20代~40代の働き盛りの方が多いようです。

半数以上を女性が占めています。

 

女性の場合、女性ホルモンが減少する更年期前から自律神経の不調が目立つようになってきます。

 

職業でいえば、動き回る職種の方よりも、圧倒的にデスクワークの方が多いのが特徴です。

 

自律神経は動きや温度といった変化に適応するのが仕事なので、あまり動かず、環境の変化も少ないデスクワークでは、自律神経の働きも鈍くなりがちです。

 

猫背や今流行りのストレートネックになっていると、神経の通る首から背骨の脊椎がダメージを受け、自律神経の働きも悪くなる、という悪循環に陥ります。

 

パソコンの画面から発せられるブルーライトも目に刺激を与え交感神経を刺激します。

 

 

バランスが乱れるとどうなる?

 

自律神経はどちらが優位の方がいいというものではなく、日中に活動する時は交感神経が優位に、夜眠る時には副交感神経が優位にと、うまく切り替えができる状態が理想的と言えます。

 

しかし、この切り替えが上手に行えないと、リラックスしたい時に副交感神経が優位にならずに、不眠に悩まされてしまったり、逆に、活動モードに切り替えれずに、朝起きられないなど、様々な不調が起きてしまうのです。

 

これが、いわゆる自律神経が乱れるという状態です。

 

自律神経が乱れる原因は、心理的なストレスによるものだとされることが多いのですが、他にも気温、気圧の変化などによる環境ストレス、生活習慣の乱れなど、多岐にわたります。

 

自律神経は全身の器官に連結しているので、バランスが乱れてしまうと疲れやだるさを感じたり、冷え、肩こりや頭痛、動悸、胃腸の不調などさまざまな症状が起こります。

 

改善できない状態が続くとうつや適応障害を招いたり、日常生活や仕事を続けることが困難になってきます。

 

自律神経の乱れチェックリスト

 

  • 朝、起きるのがつらい。目覚めがすっきりしない。
  • 眠れない、または寝つきが悪い。寝ても疲れが取れない。
  • 疲労感やだるさがある。調子が出ないことがある。
  • 肩こり、首こりがある。
  • 頭痛やめまいが起きやすい。
  • 胃腸の不調(吐き気、胃痛、胃もたれ、食欲増減など)
  • 喉に違和感(詰まっている感じがある)
  • 動悸や胸のざわつき、不安感息苦しさがある。
  • イライラ、もやもやしやすい。気分が落ち着かない。
  • 仕事などでパソコンやスマートフォンを長い時間使う事がある。
  • 運動をあまりしない。
  • 天気の影響で不調が起きやすい。

自律神経の乱れがみられる方はチェックリストにあてはまる項目が多いです。一つの目安として、ご自身の状態をチェックしてみるといいでしょう。

 

 

乱れの改善によい治療法 

 

今の段階で自律神経の乱れを根本的に治す一番不可欠なものとして『セルフメンテナンス』があります。

 

薬を処方してもらって治す。のではなく、自分の意識改善で再発や予防をしていくものです。

 

例えば、パソコンの使用時は必ず休憩時間を取る、正しい姿勢やストレッチをするなどです。生活の中で簡単にできることばかりです。

 

食生活にも気配りが必要です。

 

栄養が偏らないように、ビタミン類などもバランスよく摂りましょう。

ヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品も積極的に食卓に並べていきましょう。

 

普段運動されていない方は、ウォーキングや階段の上り下りから始めてみましょう。ストレッチはゆっくり呼吸しながら行うと、副交感神経が刺激されると同時に、骨格のゆがみにも効果があります。

 

 

色々と書いてみましたが、まずはあれもこれもではなく、できることからやってみてください。

 

気張って始めてしまうとプレッシャーやあせりもついてきてしまうので、リラックスできるものから行ってくださいね。