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3歳頃からの働きかけで先を見通す力をつける!

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うちの息子たちはまだやんちゃで素直に言う事を聞いてくれない怪獣きょうだいです。

今年の春に次男は年中さんに、長男は小学2年生になります。

 

長男は小さい頃から怖がりで電気の付いていない部屋には入れないくらいです。

次男はそれを助けてくれる救世主!ささっと電気を付けに行ってくれます。

 

そんな二人もだいぶ成長はしてきましたが、『指示を出さなくても、自分一人で考え、先を見通し行動する力』はまだまだ弱いところです。

 

さらに低年齢のお子様たちにはなかなか難しくできないことばかりです。

 

先を見通して行動するということは、

『今は〇〇だけれど、あとで△△になっている』と、今現在の事柄と未来の予測をイメージする必要があるということです。

 

これは、まだ一度に多くのことを考えられない3・4歳児にはなかなかできません。

 

脳が発達して、一度に記憶できる容量がグンと増えてくるのは5歳後半頃からになります。

 

今大事なことは、5・6歳の時期に向けて準備を始めることです。

今より少し先のことを子供の注意を向ける働きかけを続けると、『未来』を考える習慣が育ち、先を見通して行動する力の土台が作られていくのです。

 

では、なぜ3・4歳児には先を見通すことが難しいのでしょうか。

 

 

見通しが難しいのはなぜ?

 

 

そのわけ①

時間の感覚が育っていないということ。

過去や未来をまだあまり認識せず、『今』を生きてる3・4歳児たち。

『今こうしないと、あとで困るんだよ!』と言われても、なぜ困るのかが理解できないのです。

 

そのわけ②

『今』と『未来』を同時にイメージしにくい。

このイメージができないと先を見通すことはかなり未知の世界になりますね。

 

そのわけ③

経験値が低い。

生まれてまだ3・4年しかたっていない子供は、絶対的な経験値が低く、『こうすればこうなる』といったことがまだよくわかっていません。

 

そのわけ④

『効率』に関心がない。

いつも使うトイレ、いつも通る道など、いつも通りにすることで安心する年代です。大人が『効率』を求めても難しいです。

 

大きく4つの理由に分けて説明しました。

 

大人が普通にできていることでも低年齢の子供たちにはちんぷんかんぷんなことが思っている以上に多いのです。

 

 

土台をはぐくむ会話

 

【経験をもとに予想するよう促す】

 

3・4歳児は、大人と比べると経験はずっと少ないですが、それでも、過去の経験をもとに『こうすると(しないと)どうなるか』を予想する力はついてきています。

 

お母さんやお父さんたちは経験をもとに予想するよう促す言葉を、日常生活の中でかけていきましょう。

 

子供が間違った答えを言ってもすぐに否定せず、ときには失敗も経験させると、それもまたひとつの成長となっていき、先を見通す力がぐんぐんと伸びていくことでしょう。

 

例)今日は雨が降りそうだけど、傘(カッパ)はいるかな?

  上手に絵が描けたね。先生に見せたら何て言ってくれるかな?

 

 

今していることを続けたらどうなるか考えるよう促す】

 

子供の行動が最終的に、本人の『困ったこと』や『うれしいこと』につながりそうなとき、そのままやり続けるとどうなると思う?と聞いてみましょう。

 

答えがなかなか出てこないと、親はつい代わりに答えてあげたいところですが、あえてそうはせずに、子供が自分で考えられるようなヒントを出してあげるのがポイントです。

 

先を見通して、困ったことになりそうならやめる、うれしいことに繋がりそうならどんどん進めていく、という力が備わってくるでしょう。

 

 

例)飲み終わったコップを片付けたらママはなんていうかな?

  おもちゃを乱暴に扱って、壊れたらどうなる?

 

おわりに

まだまだ理解力に乏しい子供たちではありますが、そんな時はその子の1年前の様子や行動、会話などを思い出してみましょう。

 

1年前はこれができなかった、でも、今は自分一人でできている。

そんな行動がたくさん見つかります。

 

『どうしてできないの?』と嘆く前にできない理由や気持ちにそっと寄り添ってみませんか?

 

階段を横からみた図を想像してほしいのですが、上に行く線(成長期)もあれば横の線(停滞期)もあります。

成長するには階段の図のように上る、まっすぐが必ずついてきます。

 

うまくできないときは、今はまっすぐの線にいるんだなと、見守ってあげることも時には必要ですね。